CLASS101 イラスト集 きむらあんさい

ゆるくて散歩したくなる日常系イラスト きむらあんさい

 

https://annsai44.tumblr.com/post/174065545866/%E5%88%9D%E5%A4%8F%E3%81%A8%E3%83%AC%E3%83%A2%E3%83%B3-illustration-%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88


今回はイラストレーター・きむらあんさいさんの作品を紹介します。

この記事の内容

・きむらあんさいさんの特徴

・代表作品について

・オンライン講座の内容

 

きむらさんはゆるっとしたイラストが特徴のイラストレーターで、PVや広告などのイラストを手掛けています。

近年は写真とイラストを組み合わせた作品も多く、あんさいさんのアイコンともいえる存在になっています。

今回は作品集『4F』と『Kawaii To Walk 02』に収録されているイラストを中心に紹介していきます。

作品紹介

https://annsai44.tumblr.com/post/182759193986/%E9%AB%AA%E3%82%92%E5%88%87%E3%81%A3%E3%81%9F%E5%B8%B0%E3%82%8A%E9%81%93

こちらは作品集『4F』にの表紙になっているイラストです。

きむらあんさいさんらしいゆるい女の子と季節感のある空気が表現されている作品になっています。

こうしたラフなタッチのイラストは線の数が少ない分、どうしてもどこか物足りない絵になりがち。

ですがあんさいさんのイラストはラフでありながらもそういった物足りなさは感じられません。

このイラストは背景もかなりざっくりとしているのですが、むしろそれが季節感とマッチして様になっています。

他にも表紙にしたときの文字の配置なども工夫されていて、そのデザイン性も含めてあんさいさんらしい作品になっていると思います。

https://annsai44.tumblr.com/post/182189737321

続いては浜辺の景色と女の子を描いたこちらの作品。

描かれているのは先ほど紹介したイラストと同じ女の子なのですが、シチュエーションが変わったことで随分雰囲気が変わっています。

単に美しい景色と可愛い女の子のイラストにするのではなく、背景を切り抜いたりしてちょっと捻りを利かせているのがあんさいさんらしいですね。

イラストの上に描かれた花束のペン画などもスクラップブックっぽい雰囲気が出ていて可愛いです。

切り抜きなどを行わず1枚の絵にしても十分完成されているイラストだと思いますが、そこにスクラップブックっぽい加工を施すことでこの場面にストーリー性を追加しているのもおもしろいですね。

思い出の場面にすることで「どういう流れでこの場面になったのか」が気になりますし、「花束」というアイテムに込められた意味も効いてきます。

こうしたイラストに様々なフックを付けるのはグラフィックデザイナーでもあるあんさいさんならではで、後で紹介する写真とイラストを組み合わせた作品にも通じるところがあると思います。

https://annsai44.tumblr.com/post/181981307336/kawaii-to-walk-in-winter

またまた場面が変わってこちらは街中の景色です。

単純に風景画にするのではなく、グラフィックを足して雑誌っぽくまとめている所がアクセントになっています。

また建物の前の風景なのでどうしても平面的になりやすいのですが、手前と奥に三角コーンを配置して遠近感を出すことで絵が単調になるのを上手く避けています。

ついついイラストを見る時は描かれている人物や風景のリアルさなどに注目して見がちですが、このイラストの魅力は枠のつくり方にあると思います。

あんさいさんが描く女の子はデフォルメされている分可愛いのですが、その反面どうしても表情が乏しく見えがちです。

これはこのイラストに限らずデフォルメが強めの作品にはどうしても起きてしまう現象。

繊細な表情の変化が描きにくいので、どうしても登場人物の感情にフォーカスしたイラストが作りにくくなってしまいます。

ただこのイラスト含めてあんさいさんのイラストはその場の空気感がちゃんと表現されているんですよね。

それが出来ているのは一枚の絵にグラフィックや枠をつけることで総合的にイラストを演出しているからだと思います。

先ほど紹介したイラストと同じように、このイラストに曇った窓を拭った跡のような枠があることでイラストに新たな意味がうまれて、それが空気感として伝わってくるんですよね。

 

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近年のきむらあんさいさんは写真とイラストを組み合わせた作品を多く手掛けています。

特に代表的なのがこの散歩シリーズ。

街中の何気ない風景写真に歩いている女の子が描かれていて、何とも言えないゆるっとした空気がうまれています。

この作品はペンギンが自由に遊んでいることもあり、特にゆるゆるな空気感になっていますね。

この作品の魅力は何といってもギャップだと思います。

周りの風景が写真という限りなくリアルな世界なのに対して、描かれているのは少ない線でシンプルに描かれた女の子。

このギャップが独特な抜け感を生み出し、観る人をどこかほんわかしたした気分にさせるのだと思います。

 

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変わってこちらは東京タワー。

横には女の子とペンギンが立っています。

こういう巨大な人を描いた作品ってその大きさを強調するために圧迫感とか巨女に対するリアクションが描かれていたりするんですが、この作品にはそれがまったく無いのがおもしろいです。

東京タワーの横に並び立つほどの大きさなのに女の子もペンギンもあくまで自然な立ち振る舞い。

巨人なのに観光地での写真撮影みたいな雰囲気が出ているのが良いギャップを生んでいます。

オンラインレッスン

きむらあんさいさんはCLASS101にてオンラインレッスンを開講予定。

現在は需要調査中で、「いいね!」が200人分集まると開講されます。

「いいね!」を押した人には開港後に使える割引クーポンが送られるので、今のうちにクーポンをもらっておきましょう。

レッスンの内容

・絵を描くための思考や知識

・写真を利用したイラストの作り方

・世界観のある色使いについて

・かわいいキャラクターと魅力的な背景の描き方

 まとめ

今回はきむらあんさいさんのイラストを紹介しました。

あんさいさんのイラストはどれもアクセントのつくり方がうまいんですよね。

グラフィックや加工、写真とイラストの合わせ方など、絵に注目したくなるフックが見事に仕掛けられているので作品集も新鮮な気分で見ることができました。

近年はMVのコラボやグッズの制作などデザイン性を生かした活動が増えていているので、今後もどんな新しい作品が生まれるのか楽しみです。

またオンライン講座に興味がある人は▼CLASS101 おすすめレッスン30選にておすすめのイラスト講座を紹介しているのでご覧ください。

【2022年最新版】CLASS101 おすすめレッスン30選【ジャンル別】

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