BASE・Shopify徹底比較!クリエイターにおすすめなのはどっち?
今回はクリエイターのグッズ販売におすすめのECサイト、BASE(ベイス)とShopify(ショッピファイ)の比較をします。
BASE・Shopifyともに人気のネットショップ作成サービスで、どちらともここ数年で利用者を大きく伸ばしているサイトです。
どちらも優良サービスなだけに初心者だとどちらを使うか迷ってしまうのではないでしょうか。
この記事ではそれぞれのサービスの特徴や、どんな人におすすめできるのかも含めて紹介していきます。
BASEとShopifyどっちがおすすめ?
先に結論を言うと、無料で始めたい人にはBASEがおすすめ。
有料でも本格的にECサイト運営を始めたい人はShopifyがおすすめです。
BASEは無料ながらできることが多く、ネットショップ初心者でも簡単にECサイトが作れます。
それに対してShopifyはプロに近いレベルでECサイトの運営が始められます。
実店舗とECサイトの在庫連携や集客力をアップするアプリケーションなど、ネットショップ運営に必要なことを手厚くサポートしてくれます。
どちらも有名サービスだけあって検討する価値が十分にあるので、ぜひ参考にしてください。
BASE・Shopifyの基本情報
BASEとShopifyでかかる費用などは次の通りです。
BASE | Shopify | |
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | ベーシック:$29(約3,300円) スタンダード:$79(約9,000円) プレミア:$299(約3.4万円) |
入金手数料 | 2万円未満:750円 2万円以上:250円 | 無料 |
入金日 | 振り込み申請から10営業日 | 決済確定日の翌週金曜日(自動振込) |
決済手数料 | 6.6%+40円 | 3.4% |
BASE・Shopifyの違い
それではBASEとShopifyの違いについて紹介していきます。
月額料金
BASEは無料のネットショップサービスで、Shopifyは有料のサービスです。
BASE最大のメリットは無料で誰でも簡単に自分のショップが開設できることろです。
開設の方法も非常に簡単で、ネットに疎い人でも特に問題なくショップが作れてしまえます。
それに対してShopifyは月額課金制のサービスです。
有料と聴くと躊躇してしまうかもしれませんが、全世界で使われているサイトだけあって料金に見合ったサービス内容になっています。
・Shopify料金表
ベーシック(個人~中小) | スタンダード(中小) | プレミア(中小~大手) | |
月額料金 | $29(約3,300円) | $79(約9,000円) | $299(約3.4万円) |
商品登録数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
利用アカウント | 2 | 5 | 15 |
決済手数料 | 3.4% | 3.3% | 3.25% |
販売手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
Shopifyはそれぞれ事業規模ごとにプランが設けられています。
初心者やクリエイターはベーシックプランから入って慣れていくのがおすすめです。
有料プランだとサイト用の画像が無料で使えたり、Instagramや楽天など他サービスとの連携も行えるのでECサイト運営でやりたいことは大体できるはずです。
テンプレートはどちらも優秀
BASEとShopifyにはテンプレートの自由販売制度があり、第三者のWebデザイナーや制作会社がテンプレートを販売することができます。
どちらとも有料・無料を合わせると100以上のテーマが公式のストアで販売されています。
特に有料テンプレートを使えば自分が作りたいサイトが簡単に作れるようになっています。
Shopify
Shopifyは無料のテンプレートが8、有料のテンプレートが60以上販売されています。
全世界で使われているネットショップサービスとしては少なめですが、その分厳選されたものがラインナップされています。
厳しい審査を通過したテンプレートは非常にクオリティが高く、ラグジュアリーブランドのようなECサイトを作ることも可能です。
サイトの世界観はクリエイターにとって非常に大事な要素なので、ぜひ取り組んでみてほしいです。
BASE
BASEもShopifyと同じく無料と有料テンプレートの取り扱いがあります。
有料テンプレートは100種類を超え、他のネットショップサービスと比べても頭一つ抜けた多さです。
種類が豊富なため、販売する物の種類やサイトのテイストにも柔軟に対応できます。
日本国内で最も知名度のあるサービスなので、確実に使いやすいECサイトを作りたい人にはおすすめです。
またHTMLやCSSでのデザイン編集が可能なので、業者にお願いしてハイレベルなサイトを作ってもらうことも可能です。
ハイレベルなサイト分析をするならShopify
ECサイトの運営にサイト分析は欠かせません。
サイト分析アプリを入れると運営に必要な情報が分かるので、Shopify・BASEに関わらず必ず導入したいところです。
Shopify
Shopifyの強みは高度なサイト分析ができるところです。
アクセス解析はもちろん、カゴ落ち商品やおすすめ商品のクリック数などECサイトを運営する上で知りたい情報が山ほど出てきます。
こうした分析をWebマーケティング会社などに依頼すると結構な額になるので、この機能だけでも月額料金に見合ったサービスと言えるでしょう。
BASE
一方BASEでサイト分析をする場合は、サイト分析の定番であるGoogleアナリティクスを使うことになります。
カゴ落ちやサイト内での行動までは知ることができませんが、商品ページごとのアクセス数やSEO分析などは十分できます。
公式のアプリであるGoogleアナリティクス設定を使えば簡単にサイト分析が開始できるので、初心者でも安心です。
Shopifyなら簡単に広告が出せる
Shopifyのキラーコンテンツのひとつがアフィリエイト連携です。
簡単に言えば、自分のショップの広告を低コストで載せることができます。
ネットショップ運営で一番大変なのはお客さんを集めることです。
SNSでの告知ももちろん重要ですが、それだけだと自分のフォロワーしかショップに来てくれないことになります。
Shopifyのアフィリエイト連携では固定費0円でGoogleやInstagramなどに広告を出すことができます。
基本的に売り上げに繋がった時だけ広告料を支払う形になるので、資金が少なくても無理なく続けることができます。
こうした集客から売上までをサポートしてくれる仕組みは中々ないので、Shopifyが有料でも世界中で使われているのも納得できます。
販売コストの比較
それぞれの販売にかかるコストは次にようになっています。
BASE | Shopify | |
手数料 | 6.6%+40円 | 3.25%~ |
送料 | 無料 | 設定可能 |
注目したいところはShopifyの送料設定です。
Shopifyでは送料を配送地域別などで変更することができます。
Shopifyの送料設定でできること
・配送先による送料設定
・受け取り方法(店舗受け取り送料無料)
・購入金額に応じた送料の設定
・商品の重さによる送料設定
Shopifyなら「○○円以上購入で送料無料」といった売り方や、一律送料無料にして定価に送料を乗せることもできます。
売る商品の単価や大きさによって変えておくと、お客さんの負担感が減って売れやすくなるかもしれません。
また手数料はBASEの方が3%ほど高く、同じ値段で売った場合はBASEの方が利益が少なくなってしまいます。
ただ小物やTシャツ程度なら送料よりも手数料の差額の方が安く済むことが多いので、単価が低めの物を売る場合は「送料無料」のBASEの方がお得感があるでしょう。
さいごに
今回はおすすめのグッズ販売サービスのBASEとShopifyを比較しました。
やはりShopifyが有料のサービスだけに全体的に機能が充実していて、他のネットショップには無い機能が多く入っていました。
特に無料リスティング広告機能やサイト分析機能は売上に大きく関わってくる部分なので、ブランドを伸ばしたい人はぜひ使いこなして欲しいです。
それに対してBASEは無料な分もう少しライトな形でネットショップ運営をしたい人に向いています。
クリエイターがグッズ販売をする場合はまずはBASEでEC運営を始めて、慣れたらShopifyで本格的に始めるのがおすすめです。
どちらも今すごく勢いのあるサービスなので、ぜひ上手く活用してみてください。